ゲド戦記「テルーの唄」には盗作疑惑があった?

ジブリ映画「ゲド戦記」といえば、印象的なのは「テルーの唄」。

歌っている手嶌葵の綺麗な声と、歌詞が素敵で、ゲド戦記の名シーンの1つですよね。
ですが映画公開当初、歌詞に盗作疑惑があったのです。

ジブリ映画「ゲド戦記」といえば、印象的なのはヒロイン、テルーのセリフ「命を大切にしない奴は大嫌いだ!」と同じくテルーの歌う「テルーの唄」。

歌っている手嶌葵の綺麗な声と、歌詞が素敵で、ゲド戦記の名シーンの1つですよね。

私もこの歌大好きで、ゲド戦記をみるとつい一緒に歌ってしまいますw

ですが映画公開当初、歌詞に盗作疑惑があったのです。

ゲド戦記「テルーの唄」に盗作疑惑?

テルーの唄、ゲド戦記公開時に盗作疑惑があったのは作詞でした。

ちなみに作詞したのは宮崎駿監督の息子さん、ゲド戦記で監督も務めた宮崎吾朗監督です。

テルーの歌の歌詞はこちらです。

夕闇迫る雲の上いつも一羽で飛んでいる鷹はきっと悲しかろう

音も途絶えた風の中空を掴んだその翼休めることはできなくて

心を何にたとえよう鷹のようなこの心

心を何にたとえよう空を舞うよな悲しさを

雨のそぼ降る岩陰にいつも小さく咲いている花は

きっと切なかろう

色も霞んだ雨の中薄桃色の花びらを

愛でてくれる手もなくて

心を何にたとえよう花のようなこの心

心を何にたとえよう雨に打たれる切なさを

人影絶えた野の道を私とともに歩んでる

あなたもきっと寂しかろう

虫の囁く草原をともに道行く人だけど

絶えて物言うこともなく

心を何にたとえよう

一人道行くこの心

心を何にたとえよう

一人ぼっちの寂しさを

この歌詞が、萩原朔太郎の「こころ」と似ていたため、盗作疑惑が出てしまったのです。

その萩原朔太郎さんの「こころ」はこちらです。

こころ

こころをばなににたとへん

こころはあぢさゐの花

ももいろに咲く日はあれど

うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。

こころはまた夕闇の園生のふきあげ

音なき音のあゆむひびきに

こころはひとつによりて悲しめども

かなしめどもあるかひなしや

ああこのこころをばなににたとへん。

こころは二人の旅びと

されど道づれのたえて物言ふことなければ

わがこころはいつもかくさびしきなり。

 

どうでしょう?

確かに「こころをばなににたとへん」と言うキーワード、その他のわびしい雰囲気、

似てるというより、テルーの歌は、こころを現代のわかりやすい言葉にした感じです。

これは、盗作疑惑が出てしまっても仕方ないですよね。

ジブリ側は、萩原朔太郎の「こころ」から着想を得たことを認め、

その後テロップにはその旨が記載されるようになりました。

萩原朔太郎さんは1942年になくなっているため、映画製作じの2006年でも没後50年以上はたっており、著作権的には問題はないようです。

ただ、テルーの歌はゲド戦記のCMなどでも流れ、たくさんの人の耳に入った分、あれ?と思った人もいたのでしょう。

また、宮崎吾朗監督が注目されていた分、荒探しのようになってしまったのかもしれません。

素敵な歌なのでケチがつくより、着想を得ました!とクリアにしてもらったほうが純粋な気持ちで聴けますよね。

ですが、テルーの唄のおかげで「こころ」にも出会えたのでよかったです。

テルーの歌うテルーの唄も素敵ですし、萩原朔太郎さんの「こころをばなににたとへん」というのも、素朴な男性の寂しさという感じで、少女テルーが歌うのとは違った良さを感じました。