曽根富美子傑作選 死母性の庭 感想

曽根富美子傑作選 死母性の庭の感想です。 ネタバレにご注意下さい。

「しぼせい」とういインパクトのあるネーミングに引かれて購入。

著者は「親なるもの」の曽根富美子。

親なるもの断崖 1巻 感想・結末

「死母性の庭 」と「いのちの中の幸福」との2編の更正です。

 

死母性の庭

・幼い子どもに対する苛つきなどから暴力をふるってしまう母親の話

 

・こどもが泣き止まないこと、母乳を飲まないことに苛つき、最初はペット、そして子どもへ暴力を振るい始める。

 

いのちの中の幸福

・母親は豪邸で美術教室を開き、美しく周囲から憧れる存在。
自分に似ず醜い娘を恥じており、逆に息子のことは溺愛している。夫は浮気をしており、そのストレスから万引きをしてしう。そのとき偶然出会った男と自分も肉体関係をもつことになる。

・息子は母に溺愛されており、その一方で距離の近い母親に性的にコンプレックスを抱いている。また、ある日親友の少年から告白されるが、拒絶し数日後彼は自殺してしまう。そんな時、母親に家庭教師として女のこをあてがわられる、その子を愛する様になるが裏で母が手をひき別れさせられる。

・娘は子どもの頃から醜いと言われ、誰からも愛されないことに苦しむ。
ある日劇団員に入り家を出るが、見た目のコンプレックスは拭えない。

 ・家庭に居場所を感じられず、仕事と不倫に打ち込む。しかし妻の浮気や万引きには怒りを見せた。会社内で自分の立場が危うくなり、小さい会社へ転職する。

感想

虐待の話は子どもがかわいそうと感じることが多いですが、この漫画では追いつめられている母親の焦る気持ちも分からなくはない。

後編はドロドロしていて、お互いを傷つけあいながら藻掻くゆがんだ家族のカタチが怖くも、昼ドラみたいで面白かったです。