妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~ 著)橘ちなつ
配信は現在まんが王国のみ

「妊娠したら死にたくなった」壮絶なタイトルのこの漫画、広告で見かけるようになってから、ずっと気になっていたのですがついに読みました!

なんと、作者さんの実体験を元に書かれた漫画だそうで、妊娠をきっかけに変わっていく自分と、その苦しみや感情がとてもリアルに書かれていました。

ネタバレありのあらすじ・感想を含みますのでご注意ください!

最愛の人と結ばれ、ふたりの愛の結晶を授かる。それはとてもステキなことで、幸せの象徴であり憧れの対象だった。そして努力の甲斐あって念願の妊娠。自分も家庭を持ちこれから親子3人の幸せな生活が待っている――――はずだったのに。どうして私は精神病院に入院しているんだろう…? 勝手に動き出す足、突然やってくるナゾの恐怖感、死への衝動…、妊娠を契機に始まる数々の体の不調。マタニティーブルーではとても説明できない原因不明の症状に翻弄された作者が、実体験を元に描く驚愕のストーリー!!

「妊娠したら死にたくなった 1話」あらすじ・感想

赤ちゃんが生まれたら、大変だけど幸せに毎日を送れるだろう・・・

そう信じていた主人公の千夏でしたが・・・・

シーンは産後2ヶ月半、ベットに手と腰を拘束されひたすら看護師を呼びつける千夏。

看護師は誰も反応しないので、足を使いナースコールを押しますが・・・

やってきた看護師たちは、嘲笑うように千夏の足を拘束し、鎮静剤を飲まして去っていきます。

薄れていく意識の中で、

ーーちゃんと母になっているはずだったのに

ーー思い描いた幸せとは程遠い絶望の底に私はいた

「なんで私こんなところにろう」

プロローグから主人公が拘束されるとは不穏アンド不穏!
千夏の身に何が起きたのでしょうか・・・?!

物語は1年半前に遡ります。

5歳年上の薬剤師の涼太とは結婚して4年。

千夏はそろそろ妊活をと持ちかけます。

ところが、涼太には1つ心配なことがありました。結婚前に漫画家を目指していた千夏は、仕事に没頭するあまり精神のバランスを崩し、数年間「抗不安薬」を服用していたのです。

今はなんの薬も飲んでいないこと、子供との未来を夢見る千夏を見て、涼太も賛成します。

妊活を初めて半年、ついに千夏は子供を授かりました。報告すると、腰を抜かして喜ぶ涼太。この時2人は幸せに包まれていました・・・・

1話はまだ笑顔で夫婦生活を送る千夏。
涼太も優しくて、うらやましいくらいいい旦那さんです!

「妊娠したら死にたくなった 2話」あらすじ・感想

妊娠発覚から数週間が経ち、激しいつわりに襲われる千夏。

千夏は「吐く回数は少ないけど吐き気が強くて何も食べられない」という状態。

しかもつわりのピークは8〜10週なのに、14週の千夏はまだ治る様子がありません。そんなつわり地獄の中、千夏をどうにか支えたのはお腹の中で成長していく赤ちゃんの存在でした。

「きっとつわりもそろそろ終わる・・・」そんな期待を裏切り、妊娠6ヶ月安定期に入ってもつわりは収まらず。体重は減る一方・・・本来なら栄養をとらなければいけない時期なのに。ジュース1本も受け付けない千夏は心身ともに追い詰められていきます。

せっかく赤ちゃんを授かったのに、そのせいで辛い・・・
千夏の追い詰められていく気持ち、子供がいない私にも伝わっていきました。
 

千夏は産院から大きな総合病院に病院を変え、食事が取れるまで入院することになります。そこの医師や看護師は千夏に寄り添ってくれ、千夏も落ち着いて過ごすことができました。また、同じ境遇の妊婦さんもおり、だんだん回復に向かいます。涼太もまめにお見舞いに来てくれ、子供は男の子と判明!ついに千夏も食べ物を受け付けるようになり、退院することになります。

「妊娠したら死にたくなった 3話」あらすじ・感想

妊娠8ヶ月、母とベビーグッツを買いに行くほどの余裕が出てきた千夏。もちろん千夏の母も孫を楽しみにしており、おクルミを手作りするとはり切っています。

いつか母みたいになりたいと思っていた、自分もお腹の子を幸せにしよう!そう心に思う千夏。涼太もお腹に話しかけたり楽しみにしています。

ですがふと、涙が出てしまう千夏。なんでだかわからないけど泣いている自分。妊娠中だから情緒不安定なのだろうか?そう思いながらも日に日にその症状はごまかしきれなくなり・・・

ある日涼太と過ごしていると、急に足が勝手に動き出し、涙も止まらない。心配する涼太に何だかわからないけど怖いと訴えます。

ただ事ではない様子に、涼太は自分が仕事中は千夏を実家に預けます。その実家でも症状が止まらない千夏。子供のように足をばたつかせて涙を流す千夏に両親もなすすべがありません。

胎動を感じて気持ち悪い、出て行ってと口にしてしまう千夏。自分でも驚きます。

仕事が終わり、迎えに来た涼太と話し込む両親。涼太は千夏をまた総合病院に連れて行こうと考えていました。

千夏は信じられない言葉を口にした自分、勝手に動く体に疲弊しています。人の目がない隙に外に出てしまい、走る車の前に身を出します。

勝手にグニグニ動く体、想像しただけでしんどい・・・
涼太が優しいことだけが救いです。

「妊娠したら死にたくなった 4話」あらすじ・感想

いち早く異変に気付いた涼太は、千夏を助け出します。自分たちではもうどうにもできない、そう判断した涼太はすぐに千夏を総合病院へ連れて行きます。

千夏の様子を見た医師は、予定より1ヶ月早いが母子ともの健康のために早いけど帝王切開で産んでしまおうと提案します。赤ちゃんはしばらく集中治療室にはいるが、大丈夫と。

自分のせいで早く生まれることになってしまう我が子に、罪悪感を感じながらも、生まれてきてくれたらママとして頑張るとお腹の赤ちゃんに話しかける千夏。

そして翌日、帝王切開で無事に生まれてきた男の子に翼と名付けます。

術後落ち着いて、翼に会いに行った千夏。我が子を抱き幸せそうに微笑みますが・・・なんと体が震え始めてしまいます。そしてまた、出産前と同じ体が勝手に動き出す症状が再発してしまうのです。

どうにか出産し、ひとまずホッとしましたが・・・

「妊娠したら死にたくなった」まとめ

「妊娠したら死にたくなった」の配信は現在まんが王国のみ

千夏の自分をコントロールできない不安さ苦しさがリアルに書かれています。
読んでいて自分が苦しくなってくる気すらしますが、先が気になってついつい読んでしまいます。

まだ未完なので千夏がどうやって回復するのか、原因はなんなのか続きが気になります。