幾原監督の新作アニメ「さらざんまい」。

幾原監督のアニメは難解なものが多いですが、「さらざんまい」も早くも意味深なアイコンやセリフのオンパレードから、ネット上でも様々な考察がされています。

「さらざんまい」は何かの事件がモデルになっている?

同じく幾原監督のアニメ、輪るピングドラムでは実在の事件がモデルとなっており、衝撃を受けた方も少なくないのでは?

新作の「さらざんまい」も何かの事件がモデルになっているのでは?という考察が回っています・・・

ネットでは「津山三十人殺し事件」「北九州監禁殺人事件」の名前が挙がっています。

「津山三十人殺し事件」説

1938年5月21日未明に岡山県で一人の青年・都井睦雄が30人を殺害した衝撃的な意見です。

「津山三十人殺し事件」説は事件のあった津山市に「皿」という地名があることから名前があがったそうです。

しかし実際に事件が起きた場所は岡山県苫田郡西加茂村大字行重の貝尾・坂元両集落。津山市皿からは車で30分以上かかり、同じ場所とは言い難いです。

「津山三十人殺し事件」自体が小説や漫画のモデルになったり、事件の衝撃さから話題になることも多いため、モデルになりそうな事件として候補に上がり、そこからこじつけ的に「皿」という地名を見つけてきたのかなという感じですね。

「北九州監禁殺人事件」

2002年3月6日に発覚した事件。マインドコントロールにより家族間での殺人・監禁を行わせるというこちらも衝撃的な事件でした。

「さらざんまい」作中には「3」と「6」を強調している場面があり、そのため「北九州監禁殺人事件」が候補に挙がっているようです。こちらも何かと話題に上がりやすい事件というのもありますかね。

この事件のキーワードは「マインドコントロール」。さらざんまいのキーワードは「つながり」・・・今の所は3月6日のキーワード以外は共通点が見えませんね。

その他の事件は?

「津山三十人殺し事件」「北九州監禁殺人事件」以外にもコインロッカーと悠が映る場面から悠はコインロッカーに置き去りにされた子供なのでは、や春香が足が不自由そうなこと、PVで一稀が落ちてくる「ア」にぶつかるシーンから何かの災害や事故なのではなどの推測がされています・・・

また、玲央と真武がやっていたツイッターアカウントが2008年3月末を最後に更新がないこと、真武が行方不明になっているようなつぶやきがあることから、その辺りに起きた事件なのか?

しかし、

【さらざんまい考察】玲央と真武のTwitterは2008年?でも2008年は・・・

などなど色々な考察がありますが、まだまだ核心には迫っていませんね。

他の幾原作品は?何の事件がモチーフ?

さらざんまい以外の他の幾原監督の作品を調べてみました。

少女革命ウテナ

作中にウテナの両親や亡くなり、冬牙たちが巻き込まれ死者が多数出たような大きな災害か事故の描写はあるもののモデルとなるような事故は不明。ですが、ウテナの放送は1997年で阪神大震災、地下鉄サリン事件は1995年。あまりに世間的に傷が深い事件だったため当時は直接的に連想させるのは控えたのかもしれませんが、1995年の衝撃的な事件・災害から影響を受けた可能性はありますね。

輪るピングドラム

2011年に放送された輪るピングドラム。

物語が進むにつれ、キャラクターたちが地下鉄サリン事件(をモデルとした事件)の加害者・被害者の家族だったというインパクト大の展開が判明しました。

ユリ熊嵐

熊に人間が食べられてしまうことから日本史上最悪の獣害事件「三毛別羆事件」がモデルという説があります。

「羆嵐」という三毛別羆事件をモチーフにした小説があること、主人公の部屋に「三毛別羆事件」の熊が仕留められた時の写真(と言われているが本当は違う熊)がかざられていることからユリ熊嵐と「三毛別羆事件」には多少の関連ずけがあるように見えます。

が内容的にはあまり関係ない感じなのでモデルというのは厳しいかなとも思います。

まとめ

「さらざんまい」に何かの事件がモデルになっているのかは今の所はわかりませんでした。

ユリ熊嵐=三毛別がモデルではないように私は思いますし、必ずしも「さらざんまい」にも事件がモデルとは限らないのではないかと思います。

ですが、過去の作品を見ると1995年付近の震災やオウム事件の影響は受け続けているようにも見えます。監督が見てきた今までの事件やニュース、人生などが作品に影響しているのでしょうから、何かの事件や事故を匂わせる部分が今後も出てくるかもしれませんね。