約束のネバーランドのノベライズ第二弾、イザベラとクローネの過去に触れた「ママたちの追想曲」のあらすじと感想です。ネタバレご注意ください。

ママたちの追想曲あらすじ・感想

ママたちの追想曲はイザベラとクローネ、それぞれにスポットを当てた2編になっています。エマ達と同じ立場だった2人が飼育側として生きていくことを決意するに至るまでが書かれています。

星空とレスリーのリスト

エマ達が脱出した日の夜、燃え盛るハウスを見つめながらぼんやりと朝を待つイザベラ。

そんな時、ハウスから1枚の紙切れが飛んできます。それはイザベラがしまいこんでいた、とあるリストが書かれた紙でした。イザベラはかつて、ハウスで過ごしていた日々に想いを馳せます。

レスリーのリスト

ハウスの中でダントツ優秀だったイザベラ。そして特別優秀ではないものの音楽の才能があったレスリー。2人はレスリーの作った歌をきっかけに親しくなります。

レスリーは2日後に里親の元へいくことが決まる中、イザベラはレスリーの書いた「ハウスを出るまでにやりたいことリスト」を目にし、それを叶えるために2人で奔走します。

なかなかうまくいかなかったり、イザベラも密かに自分には里親が決まらないことに対しての不安もあり、衝突してしまいますがレスリーが立つまでに仲直りすることができ、2人の絆はより深まります。

いくつかのリストも叶え、笑顔で去るレスリー。イザベラにいつか会いに行くと告げます。

残されたイザベラ

ハウスに残されたイザベラは、いつまでもレスリーから手紙がないことを疑問に思います。

「もしかして何かあったのかも」

レスリーに何かあったのなら、自分が助けなくては。

そう思いイザベラは森を抜け、塀のうえにたどり着きます。

その塀の上から続く崖に唖然としていると、そこにママが現れイザベラに真実を告げるのです。

真実を聞いたイザベラ。驚きつつも不審に思っていた点が繋がる。

レスリーは死んでいる、他の兄弟達も・・・落ち込むイザベラでしたが自分にできる唯一の抵抗として「食料になどならない、人として生きてやる」と心に決めるのです。

そして12歳になり、飼育監への道を選んだのです。

始まりの朝

場面はエマ達の脱出後に戻ります。

これより先の未来はきっともうない・・・

そう諦めを感じつつあったイザベラ。

手にもつ、レスリーのリストをふと見ると、火に透けて黒く塗りつぶされていた箇所が読み取れました。

「イザベラのヒーローになる」

きっとレスリーは自分に思いを寄せてくれていたのだ・・・秘密の歌だったけどもっとレスリーの歌をたくさんの人に届けたい・・・

そんな思いがよぎります。

そして朝、現れたグランマたちに毅然として立ち会います。

今日が始まりの朝だと。

「星空とレスリーのリスト」感想

イザベラのハウス時代を書いたノベライズ。イザベラ、そしてレイが口ずさんでいた歌を作った男の子・レスリーとの絆を描いた話でした。

エマ側から見ていると強敵&二面性が怖すぎるママでしたが、とても複雑な立場ですよね。並々ならない気持ちで自分が生きるということを貫いてきたんだなとこの小説を見て感じました。

約束のネバーランド ~ママたちの追想曲~ (JUMP j BOOKS)

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